FIFAワールドカップ2026の開幕が刻一刻と近づくなか、出場国は最終調整の真っ只中にある。日本代表が初戦で対戦するオランダ代表も例外ではない。しかし、その仕上がりには少しばかり不安が残る結果となった。

オランダ、本拠地でまさかの黒星

オランダ代表は現地時間6月3日に行われた国際親善試合で、アルジェリア代表と対戦。終盤の失点が重くのしかかり、0-1で敗れた。会場はフェイエノールトの聖地として知られる『デ・カイプ』。本来であればホームの大声援を背に勢いをつけたいところだったが、結果は真逆に転んでしまった。

この一戦は、日本代表との開幕戦を約10日後に控えた重要な前哨戦。チームの完成度を確かめる場でもあっただけに、無得点での敗戦はオランダにとって少なからぬ課題を突きつけた格好だ。

セリエA得点ランク2位の“点取り屋”が沈黙

この試合でセンターフォワードとして先発したのが、ローマに所属するFWドニエル・マレン。今季イタリア・セリエAで得点ランキング2位に名を連ねる実力者であり、オランダの攻撃を牽引する存在だ。しかし、この日は決定機を作りながらも最後の精度を欠き、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

序盤の8分、ゴール前で絶妙なパスを引き出したマレンは、右足から鋭いシュートを放つ。だが、無情にもボールはポストを叩いて跳ね返された。19分には味方からの折り返しに反応するも、タイミングがわずかにずれ、枠を捉えきれない。後半52分、チーム全体のハイプレスからボールを奪い、ペナルティーエリア内へ侵入する好機を得たが、これも決め切ることはできなかった。

結局、マレンは無得点のまま69分にピッチを退いた。エースとして期待されながらも、この日は最後まで運に見放された印象だった。

「それがストライカーの宿命」マレンの本音

試合後、マレンはオランダの放送局を通じて率直な心境を語った。多くのチャンスを作り出しながらも結果に結びつかなかった現実に、複雑な思いを隠せない様子だったという。

本人は、理想としてはゴールで試合を締めくくりたかったと悔しさをにじませつつも、得点に絡めない日があるのもまた点取り屋の運命だと、どこか達観したような言葉も残している。決定力を武器とする選手だからこそ、結果が出ない苦しさを誰よりも理解しているのだろう。

10日後、日本代表との初戦へ

とはいえ、これはあくまで本番前の調整試合。オランダにとっては、課題を洗い出す貴重な機会になったとも言える。マレンをはじめとする攻撃陣がどこまで本調子を取り戻せるかが、日本戦に向けた最大の焦点になりそうだ。

迎え撃つ日本代表にとっては、相手のエースが不調なうちに対戦できるのは好材料かもしれない。だが、世界最高峰の舞台では一瞬の隙が命取りになる。マレンのような選手が初戦で牙を剥く可能性は十分にある。両者の駆け引きから目が離せない。


4年に一度の祭典、全試合を見逃さないために

さて、ここまで読んでいただいたあなたは、きっとW杯を心待ちにしているサッカーファンのはず。日本代表の試合はもちろん、こうしたオランダ代表をはじめとする強豪国の戦いまで、すべて見たいと思うのが本音ではないだろうか。

ただ、ここで知っておきたいのが「日本戦は地上波で見られても、それ以外の試合は地上波では放送されない」という現実だ。マレン擁するオランダの他の試合や、フランス・スペイン・アルゼンチンといった優勝候補同士の頂上決戦は、地上波だけでは追いきれない。

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4年に一度しか巡ってこないこの夏。マレンの雪辱なるか、日本代表の快進撃なるか――その一瞬を、ストレスなく見届けるための準備を、今のうちに整えておこう。

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